OSS Hack Weekend 2015に参加しました
OSS Hack Weekendというイベントに参加してきました。
どんなイベントなの
OSSにcontributeしたいけど不安のある学生が実際に働いているエンジニアの方がメンターとして支援してcontributeを目指す感じのイベントです。
このイベント自体は、シリーズになっていてgithub勉強会やreadable code勉強会などの延長としてあったようです。私は今回が初で、前のイベントには参加してません。
きっかけは?
もともとtwitter経由でイベントがあるらしいということは知っていて、興味はありました。でも、東京なので筑波から1往復2千円かかり2日間なので4千円と学生にはかなり重い出費なので気が向いたら…という感じでした。友人が参加するようだったというのが大きくあります。
参加してみると筑波大の人がかなりいたので(全体の1/5ぐらい?)ちょっとびっくりしました。
事前の準備として
事前にcontributeしたいOSSと言語を選んで登録します。 応募したら全員参加できる感じでした。
contributeしたいOSSのない人は、良さそうなものをおすすめしてもらえます。が、やはり学生の「やりたい」駆動を意識されているようなので、普段自分が使っているOSS で「やりたいもの」を見つける手助けをしてもらえる感じです。
雰囲気をつかむために、githubのwatchをしたりMailing listをlistenしたりすることが推奨されていました。
どんなことしたの?
OSSへのcontributeが目的なので、企業のエンジニアの方と話しながら直すべきポイントだったり考え方だったりのフィードバックをもらう感じです。 メンター1人につき参加者2人ぐらいの割合だったので、いろいろと話すことができました・ω・
参加前からOSSにちょっとcontributeしていたりするので、 コードの書き方というより、Pull-Reqの英語の言い回しや頭の中を整理するために議論のためにメンターの方を利用させていただきました。
個人的には、普段疑問に思っていることだったり、技術的な疑問だったり、dotfilesの書き方だったり、好きなlinux distrobutionだったり(私はArchLinux大好き!!!!)OSSのcontributeだけでなくそんな雑談を楽しむことができました。
インターンなどの応募だったり、スポンサーの企業さんの紹介だったりもあり、サイトにはあまり推していないけれど実は就活色の強いイベントなのかなと少しびっくりしました。大学院進学する予定なので企業さんには申し訳なかったかもしれないです。 今年はまだインターン入っていないので9月ぐらいに参加してもいいかな(๑╹◡╹๑)
何についてcontributeしたの?
私は、pythonで書かれたwindow manager(tile型のwindow manager)のqtileを選びました。
理由は、いつも使っている上にバグだったり不満だったりが自分の中にあったので、それを解決しようと思ったことがあります。
qtile自体は、そこそこminimumなんですが、multi-screen対応していてlive reload可能でshell interfeceを提供してwidgetが追加できて…と意外とリッチです。
でも、arch linux界隈の雰囲気で、ドキュメントはソースコード
っぽい雰囲気があります。pythonなので読めちゃうんですよね。。。
最初はdebug用のスクリプトを使うと親プロセスが死なないのを見つけたので、pull-reqを投げて一応merge*1されました✌
いまはwidgetが下手に死ぬとwindow managerごと堕ちることだったり、asyncioを使っているのでwidgetの処理がwindow manager側の処理をblockしていたりするものを見つけています。 かなり後付な実装になっていて汚いのでそこらへんをrefactoringする必要があるように思っています。
さすがに2日間で実装は無理ですし、そこそこ大規模な改修になりそうなので適当にレポジトリを作って書いてこうかなと思っていたりします。できればqtile namespace配下に移動されることを目標にしてます・ω・ω・ω・
qtile使いのかた、こちらに私のconfig.py
があります・ω・
感想としては?
結構楽しかったです。 エンジニアの方との相談(雑談が特に)がかなり楽しむことができました。私はお酒大好きなので、できればもっといろんな方とお酒飲みながら雑談がしたかったです。(そういうのは勉強会の懇親会とかでしましょう)
たまたま隣の方も同じqtileに対してconrtibuteを考えていらして(その方もarcherでした✌)、 実装の危なそうなところだったりバグの原因だったりを相談したりできたのが楽しかったです。
もともとlinuxを使っている関係でossにはかなり興味がありましたし、 これからもcontributeしていこうかなと思います。 たぶん気づかないうちにcontributeしている感じになるといいなと思っています。
さいごに
忙しかったのであまり感想を書くつもりはなかったのですが、運営のclear-codeさんの記事を読んで、フィードバックしたくなったので簡単ではありますが書いた次第です。 いろいろとありがとうございました。 学生の視点から見た改善点を散りばめたつもりなので参考になれば書いてよかったなと喜びます。
*1:PRはcloseされたのですが、commitは反映されたパターン